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家づくりコラム


2025/11/01

第10話:家づくりの予算と見積もりの見方


〜安心して進めるために、数字の“中身”を知ろう〜


家づくりを考え始めると、気になるのが「予算」と「見積もり」。

「いくらかかるの?」「何にお金がかかるの?」「見積書ってどう見ればいいの?」——

そんな疑問にお応えするため、今回は家づくりの予算の考え方と、見積もりの見方をやさしく解説します。


目 次

1 家づくりの予算ってどう考える?

家づくりの予算は、「建物本体」だけでなく、さまざまな費用が含まれます。

費用項目内 容
建物本体工事費基礎・構造・内装・設備などの工事費用
付帯工事費外構・給排水・地盤改良など
設計・申請費設計料・確認申請・各種手続き費用
諸経費登記・火災保険・ローン手数料など
家具・家電・引越し費用入居後に必要なもの

→「建物価格+周辺費用」で、総予算を考えることが大切です。


2 見積書の基本構成とチェックポイント

見積書は、項目ごとに費用が分かれて記載されています。チェックしたいポイントは以下の通り:

🧾項目が細かく分かれているか(「一式」表記が多すぎないか)

🧱仕様やグレードが明記されているか(床材・キッチン・窓など)

🏗️付帯工事や諸費用が含まれているか(後から追加にならないか)

💬説明を受けた内容と金額が一致しているか(打ち合わせ内容の反映)

→不明点は遠慮なく質問を。「納得して進める」ことが何より大切です。


3 よくある予算オーバーの原因と対策

原 因内 容
仕様変更による追加費用優先順位を決めて、メリハリをつける
付帯工事の見落とし初期段階で外構・地盤なども確認
家具・家電の予算不足入居後に必要なものも事前にリストアップ
諸費用の想定不足登記・保険・ローン手数料などを事前に把握

→「見積もり=完成価格」ではないことを意識し、余裕を持った予算設計を。


 4 実例紹介:Iさんご家族の予算の立て方

岐阜市で家づくりをされたIさんご夫婦は、共働き+未就学児のいるご家庭。

「予算内で、後悔のない家づくりをしたい」という希望から、以下のような工夫をされました。

まずは総予算を決め、建物・土地・諸費用に配分

優先順位を「動線・収納・断熱性」に設定

見積もりは複数回に分けて確認し、仕様変更は都度相談

家具・家電・引越し費用も含めて、余裕を持った資金計画に

→「何にいくらかけるか」を整理することで、納得感のある家づくりに。


5 まとめ

家づくりの予算は、「安心して暮らすための土台」。

見積書の中身を理解し、納得して選ぶことで、後悔のない住まいづくりにつながります。

弊社では、資金計画のご相談も無料で承っています。

「予算内でどんな家が建てられる?」「見積書の見方が分からない」など、どうぞお気軽にご相談ください。

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