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家づくりコラム
第10話:家づくりの予算と見積もりの見方

〜安心して進めるために、数字の“中身”を知ろう〜
家づくりを考え始めると、気になるのが「予算」と「見積もり」。
「いくらかかるの?」「何にお金がかかるの?」「見積書ってどう見ればいいの?」——
そんな疑問にお応えするため、今回は家づくりの予算の考え方と、見積もりの見方をやさしく解説します。
家づくりの予算は、「建物本体」だけでなく、さまざまな費用が含まれます。
| 費用項目 | 内 容 |
| 建物本体工事費 | 基礎・構造・内装・設備などの工事費用 |
| 付帯工事費 | 外構・給排水・地盤改良など |
| 設計・申請費 | 設計料・確認申請・各種手続き費用 |
| 諸経費 | 登記・火災保険・ローン手数料など |
| 家具・家電・引越し費用 | 入居後に必要なもの |
→「建物価格+周辺費用」で、総予算を考えることが大切です。
見積書は、項目ごとに費用が分かれて記載されています。チェックしたいポイントは以下の通り:
• 🧾項目が細かく分かれているか(「一式」表記が多すぎないか)
• 🧱仕様やグレードが明記されているか(床材・キッチン・窓など)
• 🏗️付帯工事や諸費用が含まれているか(後から追加にならないか)
• 💬説明を受けた内容と金額が一致しているか(打ち合わせ内容の反映)
→不明点は遠慮なく質問を。「納得して進める」ことが何より大切です。
| 原 因 | 内 容 |
| 仕様変更による追加費用 | 優先順位を決めて、メリハリをつける |
| 付帯工事の見落とし | 初期段階で外構・地盤なども確認 |
| 家具・家電の予算不足 | 入居後に必要なものも事前にリストアップ |
| 諸費用の想定不足 | 登記・保険・ローン手数料などを事前に把握 |
→「見積もり=完成価格」ではないことを意識し、余裕を持った予算設計を。
岐阜市で家づくりをされたIさんご夫婦は、共働き+未就学児のいるご家庭。
「予算内で、後悔のない家づくりをしたい」という希望から、以下のような工夫をされました。
• まずは総予算を決め、建物・土地・諸費用に配分
• 優先順位を「動線・収納・断熱性」に設定
• 見積もりは複数回に分けて確認し、仕様変更は都度相談
• 家具・家電・引越し費用も含めて、余裕を持った資金計画に
→「何にいくらかけるか」を整理することで、納得感のある家づくりに。
家づくりの予算は、「安心して暮らすための土台」。
見積書の中身を理解し、納得して選ぶことで、後悔のない住まいづくりにつながります。
弊社では、資金計画のご相談も無料で承っています。
「予算内でどんな家が建てられる?」「見積書の見方が分からない」など、どうぞお気軽にご相談ください。
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