column
家づくりコラム

~暮らしにフィットする空間設計のヒント〜
土地も予算も見えてきたら、いよいよ「どんな家にするか」を考える段階へ。
その中心となるのが“間取り”です。間取りは、家族の動き方や価値観をカタチにする設計図。「かっこいい家」よりも、「心地よく暮らせる家」をつくるために、間取りの考え方を整理してみましょう。
とはいえ、間取りの正解はひとつではありません。家族の数、暮らし方、これからの変化——それぞれに合った答えがあります。
大切なのは、「今の暮らし」と「これからの暮らし」を見つめながら、空間のつながりや使い方を丁寧に考えること。
この回では、動線・ライフスタイル・失敗しがちなポイントなどを通して、間取りづくりのヒントをお届けします。
間取りは、部屋の配置だけでなく「人の動き」を設計するもの。
朝の支度、帰宅後の流れ、家事のしやすさ、子どもの遊び場——
暮らしの“動線”をスムーズにすることで、毎日のストレスがぐっと減ります。
たとえば、「洗濯→干す→しまう」が一連でできる動線があると、家事がラクに。
「玄関→手洗い→リビング」の流れがあると、帰宅後の衛生管理もスムーズです。
間取りは、家族の暮らし方に合わせて考えるのが基本です。以下のような視点が役立ちます:
• 共働き → 家事動線の短縮、時短設備の導入
• 小さなお子さん → 見守りやすいリビング、危険の少ない配置
• 在宅ワーク → 静かなワークスペース、集中できる環境
• 週末は家族で過ごす → リビングの広さ、庭とのつながり
→「誰が、いつ、どこで、何をするか」を想像しながら、空間のつながりを考えてみましょう。
間取りでよくある悩みや失敗例も、事前に知っておくと安心です。
| よくある悩み | 工夫のヒント |
| 収納が足りない | 動線上に収納を配置、造作棚の活用 |
| 子どもが散らかす | プレイスペース+片付けやすい収納 |
| キッチンが孤立する | 対面式や回遊型で家族とつながる設計 |
| 音が気になる | 寝室とリビングの距離、遮音性の工夫 |
→「暮らしのクセ」を間取りに反映することで、住み心地がぐっと良くなります。
岐南町で新築されたDさんご夫婦は、共働き+保育園児のいるご家庭。
「朝の支度をスムーズにしたい」「子どもを見守りながら家事をしたい」という希望から、以下のような間取りに。
• キッチン〜洗面〜クローゼットを一直線に配置
• リビング横に畳スペース+おもちゃ収納
• 玄関からすぐ手洗い場+帰宅動線を分けた設計
→家族の動き方に合わせた間取りが、暮らしの質を高める結果に。
間取りは、家族の暮らしを支える“見えない設計”。
動線・空間・つながりを意識することで、毎日の「ちょっとイイ」が積み重なります。
弊社では、間取りのご提案時に「ヒアリングシート」を使って、理想の動線を一緒に描いていきます。
プラン作成は無料で、何度でも納得いくまでじっくりお話を重ねながら進めています。
「こんな間取りにしたいけど、叶うかな?」というご相談も、どうぞお気軽に。
家づくり相談会では、暮らしのヒアリングから間取りのご提案まで、じっくりお話しできる時間をご用意しています。
理想の暮らしをカタチにする第一歩として、ぜひご参加ください。
▶ 家づくり相談会の詳細はこちら