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家づくりコラム


2025/10/06

第6話 収納と片付けの工夫


〜散らかりにくい家は、設計でつくれる〜

「間取りが決まったら、あとは家具を置くだけ」——そう思っていませんか?

実は、収納こそが“暮らしやすさ”を左右する大きなポイント。

特に子育て世代や共働き家庭では、「片付けやすい家=快適な家」と言っても過言ではありません。

今回は、散らかりにくい家をつくるための収納と片付けの工夫についてご紹介します。


目 次

1 収納は「片付けのしやすさ」を設計すること

収納は、モノをしまう場所ではなく「片付けやすさ」をつくる仕組み。

どこに何をしまうか、誰が使うか、どれくらいの頻度か——

こうした視点で収納を設計することで、自然と片付けがラクになります。


「しまいやすい=使いやすい」収納があると、家族みんなが自然と片付けに参加できるようになります。


2 よくある収納の悩みと原因

よくある悩み原 因
すぐ散らかる収納場所が遠い・使いづらい・足りない
片付けが続かない収納方法が複雑・家族に合っていない
収納が足りない収納量の見積もり不足・使い方の変化

→収納は「量」だけでなく「位置」「使いやすさ」「家族のクセ」に合わせて考えることが大切です。


3 収納計画の考え方とコツ

収納を考えるときは、以下のような視点が役立ちます:

・子どもが使うものは「低い位置+見える収納」

・玄関まわりは「帰宅動線に合わせた収納」

・洗濯動線には「洗う→干す→しまう」が一連でできる収納

・掃除道具は「使う場所の近くに収納」

・季節モノは「出し入れしやすい場所にまとめて」

→「誰が・いつ・どこで・何を使うか」を想像しながら、収納の配置と量を決めていきましょう。


 4 実例紹介:Eさんご家族の収納工夫

各務原市で家づくりをされたEさんご夫婦は、共働き+小学生のお子さんがいるご家庭。

「朝の準備をスムーズにしたい」「子どもが自分で片付けられるようにしたい」という希望から、以下のような収納設計に。

・玄関にランドセル・上着・帽子の専用収納

・リビング横におもちゃ+学用品の見える棚

・洗面〜クローゼットまでの動線にタオル・下着・洗濯用品を集約

・キッチン背面にパントリー+ゴミ分別スペース

→「使う場所に収納がある」ことで、家族みんなが自然と片付けに参加できるようになりました。


5 まとめと次回予告

収納は、暮らしの快適さを支える“見えない設計”。

片付けやすい仕組みがあることで、毎日の「ちょっと面倒」が「ちょっとラク」に変わります。

弊社では、間取りと合わせて収納計画も無料でご提案しています。

「散らかりにくい家にしたい」「子どもが自分で片付けられるようにしたい」など、ぜひお気軽にご相談ください。

家づくり相談会では、収納の工夫や動線の設計など、暮らしに寄り添ったプランを一緒に考えることができます。

まずは、今の暮らしのお悩みからお話ししてみませんか?

▶ 家づくり相談会の詳細はこちら

次回(第7話)は、「素材と設備の選び方」について。

毎日触れるものだからこそ、心地よさと使いやすさを大切にした選び方を一緒に考えていきましょう。


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