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家づくりコラム
第9話:家づくりで後悔しないためのポイント

〜「こうすればよかった…」を減らすために、今できること〜
家づくりは、人生の中でも大きな選択。
だからこそ、「もっとこうしておけばよかった…」という後悔は、できるだけ減らしたいもの。
実際に家を建てた方の声を聞くと、間取りや収納、動線、素材選びなど、さまざまなポイントで「気づき」があります。
今回は、家づくりで後悔しないために、事前に知っておきたいポイントをまとめました。
| よくある声 | 内 容 |
| 収納が足りなかった | 使う場所に収納がなく、片付けが大変に |
| コンセントの位置が不便 | 家電の配置に合わず、延長コードだらけに |
| 動線が悪くて家事がしづらい | 洗濯・料理・掃除が非効率に |
| 暮らし方の変化に対応できない | 子どもの成長や在宅ワークに対応しづらい |
→「今の暮らし」だけでなく「これからの暮らし」も見据えることが大切です。
• ✍️「暮らしのシーン」を具体的に想像する
→朝の支度、帰宅後の流れ、週末の過ごし方などをイメージしてみましょう。
• 👨👩👧👦「家族の動き方」を共有する
→誰がどこで何をするかを話し合うことで、間取りや収納のヒントが見えてきます。
• 🧭「優先順位」を整理する
→すべてを叶えるのは難しくても、「これだけは譲れない」を明確にすると選びやすくなります。
• 暮らしの“クセ”を反映する
• 使う人の“目線”で考える(高さ・距離・動き)
• 将来の“変化”に備える(可変性・余白)
• 「見た目」だけでなく「使い心地」を重視する
→設計や仕様の打ち合わせでは、図面だけでなく「暮らしのイメージ」を言葉で伝えることが後悔を減らすコツです。
各務原市で家づくりをされたHさんご夫婦は、共働き+小学生のお子さんがいるご家庭。
「前の住まいで不便だったことを解消したい」という思いから、以下のような工夫を取り入れました。
• 洗濯動線を短くするため、洗面〜ファミリークローゼットを直線で配置
• 子どもが自分で片付けられるよう、リビング横に見える収納棚を設置
• コンセントの位置を家具配置と連動して設計
• 将来の在宅ワークに備え、書斎スペースを確保
→「不便だったこと」を出発点にしたことで、満足度の高い住まいに。
家づくりで後悔しないためには、「今の暮らし」と「これからの暮らし」を丁寧に見つめることが大切。
図面や仕様だけでなく、家族の動き方や価値観を言葉にすることで、設計に“暮らしの質”が反映されます。
弊社では、ヒアリングを通して「暮らしのイメージ」を一緒に整理しながら、納得のいくプランづくりをサポートしています。
「こんなことまで話していいのかな?」ということも、どうぞ遠慮なくお聞かせください。
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次回(第10話)は、「家づくりの予算と見積もりの見方」について。
見積書の見方や、予算オーバーを防ぐための工夫など、安心して進めるためのヒントをお届けします。