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家づくりコラム


2025/10/18

第9話:家づくりで後悔しないためのポイント


〜「こうすればよかった…」を減らすために、今できること〜


家づくりは、人生の中でも大きな選択。

だからこそ、「もっとこうしておけばよかった…」という後悔は、できるだけ減らしたいもの。

実際に家を建てた方の声を聞くと、間取りや収納、動線、素材選びなど、さまざまなポイントで「気づき」があります。

今回は、家づくりで後悔しないために、事前に知っておきたいポイントをまとめました。


目 次

1 よくある後悔ポイント

よくある声内 容
収納が足りなかった使う場所に収納がなく、片付けが大変に
コンセントの位置が不便家電の配置に合わず、延長コードだらけに
動線が悪くて家事がしづらい洗濯・料理・掃除が非効率に
暮らし方の変化に対応できない子どもの成長や在宅ワークに対応しづらい

→「今の暮らし」だけでなく「これからの暮らし」も見据えることが大切です。


2 後悔を防ぐための考え方

✍️「暮らしのシーン」を具体的に想像する

→朝の支度、帰宅後の流れ、週末の過ごし方などをイメージしてみましょう。

👨‍👩‍👧‍👦「家族の動き方」を共有する

→誰がどこで何をするかを話し合うことで、間取りや収納のヒントが見えてきます。

🧭「優先順位」を整理する

→すべてを叶えるのは難しくても、「これだけは譲れない」を明確にすると選びやすくなります。


3 家づくりで大切にしたい視点

暮らしの“クセ”を反映する

使う人の“目線”で考える(高さ・距離・動き)

将来の“変化”に備える(可変性・余白)

「見た目」だけでなく「使い心地」を重視する

→設計や仕様の打ち合わせでは、図面だけでなく「暮らしのイメージ」を言葉で伝えることが後悔を減らすコツです。


 4 実例紹介:Hさんご家族の気づきと工夫

各務原市で家づくりをされたHさんご夫婦は、共働き+小学生のお子さんがいるご家庭。

「前の住まいで不便だったことを解消したい」という思いから、以下のような工夫を取り入れました。

洗濯動線を短くするため、洗面〜ファミリークローゼットを直線で配置

子どもが自分で片付けられるよう、リビング横に見える収納棚を設置

コンセントの位置を家具配置と連動して設計

将来の在宅ワークに備え、書斎スペースを確保

→「不便だったこと」を出発点にしたことで、満足度の高い住まいに。


5 まとめと次回予告

家づくりで後悔しないためには、「今の暮らし」と「これからの暮らし」を丁寧に見つめることが大切。

図面や仕様だけでなく、家族の動き方や価値観を言葉にすることで、設計に“暮らしの質”が反映されます。

弊社では、ヒアリングを通して「暮らしのイメージ」を一緒に整理しながら、納得のいくプランづくりをサポートしています。

「こんなことまで話していいのかな?」ということも、どうぞ遠慮なくお聞かせください。

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次回(第10話)は、「家づくりの予算と見積もりの見方」について。

見積書の見方や、予算オーバーを防ぐための工夫など、安心して進めるためのヒントをお届けします。


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